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オール電化と太陽光発電

 オール電化とは、ガスや石油などを一切使用せずに、家庭の給湯・調理・冷暖房など全てのエネルギーを電気のみで賄うことをいいます。太陽光発電とオール電化は相性がよいとされ、組み合わせることによっていくつかのメリットが生まれます。
 日中に使う電力は太陽光発電で賄い、余った電力は電力会社へ売却して電気料金を節約し、夜間は安価な夜間電気料金を利用することで光熱費をさらに節約することができます。
 オール電化は、ガスの燃焼など直接的な環境汚染はないものの、依存する電力は火力発電などによって生み出され、その際には二酸化炭素を排出します。しかし、自宅の太陽光発電で賄えた分の電力は、火力発電などに依存していないことになり、環境への負担軽減になります。
 太陽光発電システムを設置した場合、消費電力をモニターでチェックできるため、節電・省エネに対する意識が高まることへもつながります。オール電化と太陽光発電の組み合わせは節約とエコの両面でよいものといえるでしょう。

デメリット

 太陽光発電の余剰電力売却価格は1kWhあたり約40円と高額です。そのため、通常電力の価格を上回った場合は、自宅で電力を賄うよりも電力会社に余剰電力として売却する方がお得になります。これはオール電化住宅でなくてもいえることですが、オール電化を導入した場合は余剰電力がさらに減るため、オール電化との組み合わせが必ずしも節約になるとは限りません。