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予算と設置容量

 住宅へ太陽光発電システムを設置する際は、屋根の面積や予算によって3~5kWほどの間で設置容量を決めます。
 設備の容量はkW(キロワット)のことを指し、システムの発電能力を表しています。定格の出力得られた場合に、1kWの設備は1時間に1kWh発電する能力を持っているということです。ある程度の好条件の場合には定格の7割程度を発電し、1kWの設備の場合は1年で1000kWほどの発電量が期待できます。近年の平均的な設置容量は4.5kWほどとなっています。
 設置費用は、メーカーや商品、設置の際の条件などによって異なりますが、大体1kWあたり60~70万円ほどになります。設置の際は予算のほかに、住宅の条件などによって設置できる容量が限られる場合も考えましょう。
 また、太陽光発電で予想される発電量と現在の電力使用量などを考慮し、設置費用を何年ほどで回収できるかまで考慮し、設置容量を選ぶとよいでしょう。

容量を決める際の注意

 同じ太陽電池容量でも、メーカーなどによって発電効率は異なるため、システムの大きさや設置規模が変わってきます。また、発電量の計算などをする際は、前述したように1kWの設備が必ずしも1時間で1kWを発電できるわけではないことにも注意しなければいけません。
 ほかにも、種類によって高温で発電効率の落ちる太陽電池や、ほとんど変わらないHIT太陽電池などさまざまです。設置費用の回収計画やメーカーを選ぶ際のポイントについては、別の章で詳しく解説しています。