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家屋のタイプによる違い

 モジュールの設置面積は、3kWの場合で、約20~30㎡、重量は架台と合わせて300~450kgくらいです。
 切妻や片流れの屋根の場合、1面で面積が十分に取れることが多いため、太陽光発電システムの設置に適しています。
 陸屋根の場合は、向きを自由に設定できるという利点がありますが、傾斜角をつけた架台を設置しなければならないので、設置費用が通常より高くなります。また、風の影響を強く受けるため、設置角度はやや浅めにすることが多いようです。
 寄棟の場合は、1面の面積が狭く十分な面積のパネルを設置できないため、2~3面に分けて設置する必要があります。
 設置する方角は、やはり南向きが理想となります。他の角度へ向けて設置することも可能ですが、発電量は南向きのときに比べ劣ります。設置の際には、屋根の耐荷重を考慮しなくてはならず、住宅の構造や築年数によって異なるため注意する必要があります。

設置の際の傾斜角

 設置時の傾斜角は30度がもっとも高効率だとされていますが、角度によってそれほど大きな差があるわけではありません。また、傾斜があることによって雨によって表面のほこりなどが洗い流されるという利点もあります。そのため、傾斜角が小さい場合はパネルの表面に汚れが残ったり、溝などにほこりやごみがたまりやすいようです。