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エネルギー資源不足

 人類は21世紀を向かえ、その技術や経済は日々発展し、私たちの生活は大変豊かなものとなってきました。さらには地球全体の人口も増加を続け、半世紀ほど前には30億人程度だったのが現在では65億人を超えるまでになりました。2050年には90億人近くまで増加すると予測されています。
 しかし、その反面で私たちに残された地球上の資源は減少する一方です。特に2000年頃からのエネルギー消費量は急増を続けており、このまま現在のようなエネルギー消費を続けた場合、2020年から2030年頃には大きなエネルギー危機に瀕します。そのため、それまでになんとしても新たなエネルギー源を確保する必要があるのです。
 従来のエネルギー資源の可採埋蔵量はそれぞれ以下の通りです。
石油:42年
石炭:122年
天然ガス:60年
ウラン:100年
(2008年)

中東に依存を続けるエネルギー源

 今後も需要が高いとされる石油ですが、その多くは政情の不安定な中東地域に集中しており、世界のエネルギーの多くが中東の政情によって大きな影響を受けてしまうのです。特にエネルギーの大部分を石油などの海外化石燃料に依存している日本にとっては深刻な問題となります。
 原油高も続くなか、アジア各国をはじめ世界のエネルギー需要は日々急増しており、その供給を上回れば当然エネルギー価格はさらに高騰します。そのため、エネルギーの安定供給を図るためにはさまざまな対策を考えなければなりません。