切望される新しい電力資源 - ソーラーパワー

2011年3月11日の東日本大震災によって引き起こされた日本の電力危機により、高い注目と期待を集めた、代替発電技術。天然ガスなどと並んで中でも注目の度合いが高かったのが太陽光発電です。

東京電力福島第一原子力発電所の事故は、わが国のみならず世界中に甚大な影響を与えました。生産性と表裏一体となったその危険性、われわれ国民の生活に与える負の影響は、到底看過すべからざるものであり、チェルノブイリなど過去の原子力関連事故とも比肩して語られます。

原子力を代替するクリーンなエネルギー源として真っ先に人々の脳裏をかすめたのが、この太陽光発電、ソーラーエネルギーでした。近年では自宅の上に太陽光発電パネル(ソーラー電池)を設置し、住宅の電力供給源の一部を担うケースも比較的よく見られるようになって来ました。

安全性と、火力発電では不可避である二酸化炭素などの排出が存在しないこと、また各家庭での自立的な電力供給が可能になることなど、太陽光発電がもたらすメリットは多方面にわたります。

ソーラーパワーという代替電力源を導入するメリット、特性、普及状況や世界的な関心について、このホームページで解説してゆこうと思います。実際にご自宅への設置を考えてらっしゃる方に向けて、設置を行ううえでの注意事項や予算、費用回収計画、助成金制度の詳細についても書きました。また気になりがちな太陽光発電についてのQ&A(頻繁に寄せられる質問とその答え)も用意してあります。

特性だけで言えば理想的な電源とはいえ、実際に導入するには様々なことを考慮しなければならないし、導入の当初はそれなりに大きなコストがかかることも現実です。しかし導入するメリットは必ずあり、また地域の安全に寄与する部分も評価できるでしょう。しっかりとした情報収集と理解に基づき、検討を進めて言っていただければと考えています。

雪国とソーラーパネル

再生可能エネルギーである太陽光発電は太陽光をもとに発電するシステムですが、太陽光を太陽電池に充電するためにソーラーパネルを用います。

ソーラーパネルで太陽光を集めるわけですが、曇りだったり雨が降っていると太陽光が集まらないので、充電されません。

同じように雪が降ってるときも充電ができないわけですが、雪が降ってなくてもソーラーパネルのうえに雪が乗っていると充電されません。そのため、雪国で太陽光発電の設備がある家はあまりありません。